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HAPPY SONGS

-1991年発表-

HAPPY SONGS
オーロラの夜
砂丘
休日の夢

ホープ
夜空の星くず
ダイナマイトが150屯
サンフランシスコの夜はふけて
とても寒い日
2人でいれば
ガソリンアレイ
HAPPY SONG




前作の世界観に対する答えというか寂しさや切なさへの対処の仕方を
マーシーなりに教えてくれるようなアルバムになっています。
今考えてみると次のアルバムへの布石とも取れる曲なんかもありますが
とても優しいアルバムだと思います。
「ダイナマイトが150屯」は小林明がオリジナルです(笑)
ガソリンアレイは誰かのカバーです(忘)
このアルバムを引っさげてのツアーを収録したビデオが発売されました。


オーロラの夜 
/作詞 作曲 真島昌利
砂丘 
/作詞 作曲 真島昌利

今夜川のそばで会おうよ 街のざわめき遠くはなれて
涼しい風も吹いているし 夏の匂いもしているよ

うなる長距離トラックには 若い顔したポールニューマン
サルバドール・ダリの絵みたいに 夜がパラシュートを開く

うるんでたのは 虹色の瞳
七色の涙が こぼれ落ちる

オーロラのように オーロラのように 消えてしまう前に
オーロラのように オーロラのように 消えてしまう前に

今夜川のそばで会おうよ 痛みを隠すウソついたのは
まるで10年も前のよう 時は透き通る水だ

片道切符を手に入れたら 君をさらって2度と戻らない
朝露みたいな汽車に乗って 明日という名のお茶を飲む

砂丘に君と二人で行きたいな
気球に乗ってぶっ飛んでいこうよ
胡弓を君はやさしく弾くだろう
野球の道具を俺は持っていこう

砂丘に君と二人で行きたいな
時給500円のバイトサボッて
お灸をすえられたってかまわない
阿Q正伝をそこで読みたいな

女 無理やり君を
女 つきあわせるよ

さむい冬の日に

砂丘に君と二人で行きたいな
2級のお酒で酔っ払いながら
地球の呼吸を感じていたいな
子宮で俺をうけとめておくれよ

女 冷たい風に
女 吹きつけられて

かたい砂の上

休日の夢
/作詞 作曲 真島昌利

/作詞 作曲 真島昌利

遠くの空で 雷が鳴っている
灰色の雲 切りさく稲光り

酸性雨を 見つめながら
ビリーホリディ 聞いてる

表通りは クルマがあふれてる
待ちあわせには 遅れてしまいそう
酸性雨を 見つめながら
ビリーホリディ 聞いてる

なまけ心が 子供のフリをする
告発の矢は 嫉妬に燃えあがる
酸性雨に 打たれながら
休日の夢 思ってる


昨日の雨は 余韻を残し
街路樹を輝かせてる

ミルクのビンの曲線に沿い
光が転げて落ちていく

破れたポスターの中の男が
見えない帽子をかぶる

理不尽を乗せ リムジンが行く
お日様キラキラ輝く朝だ
ホープ
/作詞 作曲 真島昌利
夜空の星くず
/作詞 作曲 真島昌利

はだかの太陽が笑って 遠くのビルを照らしてる
ここにはまだ雲があるけど もうすぐここにも陽がさすよ

昨日の事はもういいから 明日の話を聞かせてよ
時間は戻って来ないけど 時間はやさしくもなるんだ

だんだんよくなっていくんだ
ゆっくり じょじょに 少しずつ
そんなにあせらなくてもさ 今日には今日の風が吹く

そろそろオモテヘ出て行こう 山ほどイヤな事もあるけど
希望はいつだってあるのだ 時々うす暗くなるけど

夜空の星くずは ささやくあのメロディ
あの娘のお気に入り やさしいあのメロディ
流れるほうき星 心を乗せてゆけ

夜空の星くずは 何でも知っている
夕べの出来事も 涙のその理由も
流れるほうき星 あの娘に伝えてよ

好きにならずにいられない
あの娘の笑顔 夏の空
天ノ川を 2人で わたりたい
三日月のボートに乗りこもう

夜空の星くずに 願いをかけたなら
キラキラ星くずに 願いをかけたなら
流れるほうき星 心を伝えてよ
ダイナマイトが150屯
/作詞 関沢新一 作曲 船村徹 
サンフランシスコの夜はふけて
/作詞 作曲 真島昌利

とっぽい野郎 どいていな
スカした間抜けめ 気をつけろ
しゃくなこの世の かんしゃく玉だ
ダイナマイトがよ ダイナマイトが150屯
ちくしょう 恋なんて 吹きとばせ

惚れても無駄さ あきらめな
どっこい涙は 禁物さ
胸につまった かんしゃく玉だ
ダイナマイトがよ ダイナマイトが150屯
すかっと 器用に咆えてみろ

クールなやろう どいていな
死にかけたやつらも 気をつけろ
しゃくなこの世の かんしゃく玉だ
ダイナマイトがよ ダイナマイトが150屯
すかっと 器用に咆えてみろ

揺さぶれ俺の体 揺さぶれ俺の心
犬共は吠えるけど キャラバンは走ってく
ビール飲みながら アクセル踏みつけて
ラジオの音楽に 勇気づけられる

子供の頃はもっと すべては単純だった
あいつが悪者なら こいつは正義だった
たくさんの問いかけに たくさんの答えが
ただ嵐のように うずまいてるだけ

ライ麦畑にはもう 美しい夢もない
羽付きキャデラックで ビュンビュンとばしていく
誰かのモノサシにたよったりビビッたり
あいつの言ってた事も 少しは本当だ

バディホリーの幽霊が いためるエビチャーハン
アボガドをのりにまく そいつはカリフォルニア
エロ本のとなりには 都会のエルグレコ
バスに飛び乗って 終わりなき旅へ

とても寒い日
/作詞 作曲 真島昌利
2人でいれば
/作詞 作曲 真島昌利

とても寒い日だったので 雪があんまり降るもんで
僕は布団にもぐり ヌクヌクしていよう

とても寒い日だったので 予定は全部キャンセルで
僕は布団にもぐり 本でも読んでいよう

ああ雪が降る
  ああ世の中は
こんな日も動いているんだろう

とても寒い日だったので 熱いココア飲みながら
僕はストーヴつけて ラジオでも聞いていよう

ああ雪が降る
ああ友達は
こんな日も働いてるんだなあ


君がいなけりゃ 不安もつのる
君がいなけりゃ 悪い事ばかり

君といれば 安心できる
君といれば みんな大丈夫

一人ぼっちじゃ 冷や汗が
出ちゃうような時でも
二人でいれば幸せな
気持ちになれるから

むずかしい事 言わない君さ
わかってるんだ 言葉じゃなくてさ
ガソリンアレイ
/作詞作曲 Rod Stewart&Ron Wood
/日本語詞 浅川マキ
HAPPY SONGS
/作詞 作曲 真島昌利

何もかもがうまくいかなくってさ 毎日毎日が

これじゃオイラが生きてる事さえ ムダな気がしてきた

帰ろう オイラが生まれた あのガソリンアレイへ
帰ろう 細い路地の あのガソリンアレイへ

なにげなく見りゃ街並みさえも 泣いてるみたいだが
この街をはなれていく事は 間違いかもしれない
だけどわかってほしいんだ オイラは決めたのさ

凍りつくよな風が足元を 吹きぬけていくけど
ウェザーコートは少しボロでも とにかく汽車に乗ろう
今すぐここを発つのさ オイラは決めたのさ
ガソリンアレイの細い路地に ミルク配達のやつが
やってっ来る夜明け前までに オイラは着くはずさ

だけど何だか変なんだよ イヤな予感がする
不吉な気持ちが苦しめるよ 何かが起きそうだ
もしもうまくいかなくてもさ オイラをこの土地へ
ほうむるなんてやめてくれよ ここは寒すぎるぜ

帰ろう
連れてってよ


昼間っからヨッパらって あいつがやってくる
世間体なんてまるで 気にしちゃいない
どんな生き方をしようが それでいいのだ
お楽しみはまだまだ これからじゃないか −Ah −Ah

そんなにマジメな顔して 何を考える?
そんなに深刻な顔で 何を思ってる?
くたばってしまうその前に ちょっと楽しもう
お楽しみはまだまだ これからじゃないか −Ah −Ah

HAPPYな歌を歌って 調子はどうだい
HAPPYな歌を歌って 気楽にやろう
さあ もう タリラリラーン