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ANOTHER

・煙突のある街 (for 小山卓司)

・ダンスを踊ろう (for 小山卓司)

・急加速ブーン
(友部正人プロデュースポエトリーリーディング)


   ・真夜中のボトルネック (DEMO)

・ダンスナンバー(DEMO)

  ・カローラに乗って(DEMO)




   
          「煙突のある街」 はRAW LIFEにも収められていますが、1984年に発売された
           小山卓司さんのアルバム「ひまわり」に提供されています。
           作詞作曲はもちろん曲中ではバッキングボーカルも務めています。
           歌詞もアレンジも少し時代に合わせて変わっていますが
           ハモるマーシーはいつの時代もカッコイイです。
   
          「ダンスを踊ろう」 は同じく小山卓司さんの「ROCKS」に提供された曲です。
           聴いた事が無いので詳細はわかりません。
   
          「急加速 ブーン」 は夏のぬけがらに曲を提供しているフォーク界の大御所
           友部正人さんプロデュースによるポエトリーリーディングのオムニバスアルバム
           「no media1」に収録されているマーシーによる自作詩の朗読です。
           「no media2」では「竹下景子」という詩を朗読しています。
           こちらは入手していないので内容は不明ですが非常に興味が惹かれます(笑)
   
   「真夜中のボトルネック」はHAPPY SONGSに収録されている「ホープ」の
   歌詞違いのデモトラックです。歌詞は女の子なら一度は歌われたい内容です(笑)。
  曲のアレンジは「ホープ」と同じで曲名通りボトルネックを使っています。
  
「ダンスナンバー」はブルーハーツの1STに収められているのとは
まるで違うスローなテンポでブルージーなロックという感じです。
歌詞は同じです

「カローラに乗って」はスタジオでのリハーサルの様子のような感じです

そのほかにも「夏のぬけがら」の関係者向けのプロモーション盤に
「RAW LIFE」
に収録されている「こんなもんじゃない」が
「ボニーとクライドの歌」として収録されているという情報もあります

古いところではブレイカーズ時代に桑田りん という人や
   
最近ではロンドンブーツ1号2号、江口洋介、川村かおりなどにも曲を提供しています。





煙突のある街 -1984version-

/作詞 作曲 真島昌利
ダンスを踊ろう

/作詞 作曲 真島昌利
アパートのドアを開けると 憂鬱な気分になるぜ
薄雲りの空の下に 煙突が突き刺さってる
赤と白のストライプで 彩られたあの煙突
灰色の工場の壁 スモッグを吐き出しながら

この街を流れる川は 耐え切れない臭いがする
この街を流れる川は 耐え切れない臭いがする

工場のベルの合図で この街は動き始める
あんまり言いたくないけど 俺もそこで働いてる
工場の機械の音が 俺から耳を奪い取る
時間を殺す場所さ 自分を殺す場所さ

この街を流れる川は 耐え切れない臭いがする
この街を流れる川は 耐え切れない臭いがする

この間のストライキで 俺は前歯を失った
怒号と血の騒ぎの中 要求は削り取られて
組合幹部の奴等は うまいこと立ち廻ってる
下のほうの俺達だけ  いつでも傷を負わされて

この街を流れる川は 耐え切れない臭いがする
この街を流れる川は 耐え切れない臭いがする

青い空はもう見えない  白い鳩はもう飛ばない
隣の部屋の学生も  一晩中咳をしてる
煙突のあるこの街で 俺たちは訴えられた
責任逃れはできない  俺達どこへも行けない

この街を流れる川は 耐え切れない臭いがする
この街を流れる川は 耐え切れない臭いがする

この街を流れる川は 耐え切れない臭いがする
希望はスモッグの彼方 今にも消えかかりそうさ
心は削れてく 芯がとがるまで
心は削れてく 芯がとがるまで
そしたらまた今夜 もうひとつ歌を書こう
そしたらまた今夜 もうひとつ歌を書こう

ダンスを踊ろう シャラララ シャラララ
ダンスを踊ろう シャラララ シャラララ

すべての英雄の嘘がひからびる
すべての英雄の嘘がひからびる
いつでも過ぎた日がよかったはずがない
いつでも過ぎた日がよかったはずがない

ダンスを踊ろう シャラララ シャラララ
ダンスを踊ろう シャラララ シャラララ

特別意味もなく僕は笑ってる
特別意味もなく僕は笑ってる
そうだぜ無責任 すぐに忘れるさ
そうだぜ無責任 すぐに忘れるさ

ダンスを踊ろう シャラララ シャラララ
ダンスを踊ろう シャラララ シャラララ

砂場で光ってた それは憶えてる
砂場で光ってた それは憶えてる
月夜の逆上がり 夜の森の音
月夜の逆上がり 夜の森の音

ダンスを踊ろう シャラララ シャラララ
ダンスを踊ろう シャラララ シャラララ

マイケル・ジョーダンがダンクを決めるんだ
マイケル・ジョーダンがダンクを決めるんだ
ビールは冷えている あの子と2人きり
ビールは冷えている あの子と2人きり

ダンスを踊ろう シャラララ シャラララ
ダンスを踊ろう シャラララ シャラララ


急加速ブーン

/作詩 真島昌利
真夜中のボトルネック

/作詞  作曲 真島昌利
急加速 ブーン

急発進そして急加速 ブーン
着いたよ。あっまた同じ場所に着いちゃった。

そこでは空はいつでも何か隠し事をしているかのように
曖昧な態度をとっているし、

そこではガラスのブランコの上でどうにかバランスを取りながら
火だるまになった時間が揺れているし

そこではたくさんの女達が真っ黒くてムラムラしている
夜のカケラを拾い集めているし

東京タワー程の大女が霞ヶ関ビル程の足踏み式ミシンで
夜を縫い合わせているし、

そこでは佐々ニューサーカス団が
二本足で水の上を時速六十キロで走る白い馬に乗って
浜から三キロほど距離にある小島を
グルリと廻って帰ってくるという世界記録に挑戦しようとしているし

小学校の教科書の挿絵で見たような平安貴族達が
大相撲の升席のように仕切られた観覧席で
酒を呑みながら歌っている。

月曜日はもう来ないよ 月曜日は食べちゃったよ。
月曜日はもう来ないよ 月曜日は食べちゃったよ。
テイルスネイクがさぁ 食べちゃったんだよね。

月曜日はもう来ないよ 月曜日は食べちゃったよ。
月曜日はもう来ないよ 月曜日は食べちゃったよ。
テイルスネイクがさぁ 食べちゃったんだよね。

その中の一番豪快に笑う色の黒い太った男が僕にも酒を勧めてくれるんだけど
杯に注がれるのはいつもいつもどう見ても水銀にしか見えないんだ。

静かに寝息を立ててる  あなたの髪にキスをして
このまま時間が止まったら  どんなに素敵なことだろう

やさしい朝の光の中  涼しい風が吹いている
あなたと暮らしてゆけたら  どんなに素敵な事だろう

何もしてくれなくてもいい そばにいてくれるだけでいい
僕等全てを乗り越えて 僕等きっとうまくやれる

毛布をずらして寝返った あなたのしぐさが愛しくて
どうして泣きたくなるんだろう あなたを見つめているだけで

何もしてくれなくてもいい そばにいてくれるだけでいい
僕等全てをを乗り越えて 僕等きっとうまくやれる