2002/Mar/09 (sat)  

印度カレー

今日は機嫌がいいから俺カレーの秘伝を明かそう。
用意する材料は
・玉ねぎ(大一個)・ニンジン(半本)・ジャガイモ(二個)
・ニンニク(1かけ)・しょうが(1かけ)・赤ワイン(少々)
・豚肉(角切り)・豚バラ肉(スライス)・鶏胸肉(皮付き一枚)
・ハウス印度カレー(辛口1箱)・そばつゆ少々

玉ねぎはスライス(みじん切りでも可)
ニンジンは乱切り、ジャガイモは一口大(面取りしておく)
ニンニクは芽をとってみじん切り、ショウガはすりおろし
鶏肉は豚肉の角切りくらいの大きさに切る。
豚バラ肉は適当な大きさに切っておく。

まず額に(眉間でも可)赤いペンで点を書き込み深い瞑想を済ませておく。
台所ではまず両手を胸の前で合わせ肘を張り、
正面を向いたまま首を左右に動かし、牛は神様なのでカレーには入れないと
強く誓う。
そしてカレーを作る鍋に油(モービル1不可)をひき玉ねぎを根気よく時間の許す限りそして華麗にいためる。
(時間のない人はスライスした玉ねぎを揚げると同様の効果があるらしいが
筆者は揚げ油が大量に必要かつ玉ねぎの匂いが油についてしまうので
経済的観念及び地球環境保護の視点から推奨しない)
最低でも玉ねぎでなく自分がぐったりし、
ガンダーラ(ゴダイゴ不可)の蜃気楼が地平線に見えてくるまで行う。
炒めて炒めて炒めきったところで玉ねぎを取り出しそっとアルバムにしまう。
その鍋に油大さじ1とニンニクとショウガをいれ、香りが出る程度炒める。
そこに盗んできた豚肉二種類をコッソリ鍋に入れて誰にも気付かれない様に
炒める。そしてワインを少し多めに入れ、ほろ苦い思い出と一緒に炒め続け
入れたワインがなくなる直前に油断しているニンジン野郎を放り込む。
断末魔の悲鳴をあげるニンジンを情け容赦なく豚バラから出た油で
炒めつけてやる。
いつかのアルバムをそっと開き少し微笑みながら涙を拭き、
そして覚悟を決めたような凛とした表情で炒めた玉ねぎを鍋に入れる
ここで聖なるガンジス川の水(必須)を入れ、
材料がヒンズーの神々の御心に触れ柔らかくなるまで煮込む
沸騰してきたらアクをとりながら悪について考えること、これは約束だよ。
いったん火を止めてルーを割りいれる、とカレーの箱に書いてあるので
チベット密教の教えの通り例のやり方で燃え盛る炎の怒りを静める。
電撃一閃!鶏肉に塩コショウと印度カレー(辛口)に同梱の
「香りのスパイス」と記されているトカゲの白焼きと蛇の黒焼きの粉末を
ふりかけフライパンで炒め「ブッダ!」とトランス状態でカレーにぶちこむ。
このとき鶏肉からでた呪いの油も入れること。
最後に元墓場だった畑で収穫されたばかりのジャガイモを入れ
怨念と共に火が通ったら出来上がり。
ジャガイモが溶けるとサーベルタイガーに喉元を食いちぎられるので
別茹でして食べる時に入れるなら忍びの者としては
まずまずの合格点といえるが油断は禁物である。
トッピングは半熟卵がペリー来航以来の常識である。
ルーにとろりとした黄身を混ぜながら食べると極楽浄土間違いなし。
一足先に涅槃で待ってるぜ。




2002/Mar/08 (fri)  

冬明け

冬が明ける瞬間のあの光を見たことがあるかい
しみ込むような、にじみ出るような柔らかく暖かい光
冷え切った体や乾く事ない傷口もやさしく撫でてくれる
刹那かも知れない、永遠かもしれない、でも結局どっちも同じこと
瞬間に限界まで吸い込んで爪先まで満たす準備は出来てる
そうすればやがて住み着いた氷の蜘蛛が溶けて
くすんだ唇にも赤みがさすだろう 
何年か分の夏を先取りして使っちゃったせいで
この冬はとても長く身動きが取れないほど凍てつかせてるけど
悲しいかな冷凍保存は長持ちするんだ
僕は未だに瞬きもせずに冬明けの光を信じている
いつかあの日みたいな夏を捕らえて
冬がもう追いつけないスピードで走る
無邪気にはもうなれない代わりに手に入れたものがある



2002/Mar/07 (thu)  

 




2002/Mar/06 (wed)  

意味なし筋肉(その後)

一月の中頃にはじめたその日その日の体調と気分に応じた回数の腕立て伏せですが、気がついてみると肉体は結構変化を遂げていました。筋肉がついたという事は、その分の体重が増えているはず、と体重計に乗ってみるとなんと未だ50キロを切ったまま・・・腕立て以外はほぼ怠惰だし飯も結構食べている気がするのにオカシイ。しかし腕と肩と胸は目に見えて変化しているのに。筋肉がつくと基礎代謝が上がると言うがそれならまるで地球の資源の無駄遣いじゃないか!もしや俺はウ○コを作る為にだけに生まれたマシーンなのか。
なんと悲しい運命(さだめ)よ・・・




2002/Mar/05 (tue)  

不自然

泣かせようとするから噴き出しちゃう。
笑わせようとするから悲しくなる。



2002/Mar/04 (mon)  

春夏秋冬

冬を早目に切り上げて春を巻き込んだまま、夏にすべり込む。
夏をギリギリまで引っ張って、秋も夏のフリをして
冬に備えるんだ。
一年はこんな感じ。


2002/Mar/03 (sun)  

超能力

人間が脳のほんの少ししか使ってないのは有名な話だけれど、
使われていないという大部分の使い道について、
使われているほんの少しの部分で考えるのは至難の業。
本当に理解するには多分使われていない部分を
使わなくてはならないのだろうし
理解というやり方は古いのかもしれない。
でも理解できる範囲でしか人間は理解できないし、壁を越えるのは大変だ。
両手が無くなったら、足で今できない事もできるようになる。
でも両手がある人は手でできる作業に足を使う必要はない。
だから足は足であるための進化しかしない。
そして今必要な足の進化はほぼ完成している。
何かを伝えるのに言葉を交わさない必要はないが
人間には隠された他の手段があるのかもしれない。
人間が進化の過程で二足歩行するようになるのに時間がかかったが。
赤ちゃんが歩けるようになるのはあっという間だ。
多くの人が習得するのに時間がかかるものを、すぐにできてしまう人がいる。
なんだか解らないけれどできてしまう。
いつの時代も飛びぬけた人は叩かれるが、壁を壊すのはそういう人。
疑うことも信じる事も進歩につながるが
信じない事は立ち止まっているだけだ。
地動説を誰も信じなかったように、科学の進歩によって非科学が科学になり
未来の人々が歴史を語る時この頃の人類は
意思の疎通に紙や音声や電気信号を使っていたと笑われるかもしれない。


2002/Mar/02 (sat)  



焼ける日差し 麦わら帽子
氷イチゴ キーンときちゃう
青空の下夕立が走る
透き通る夜に花火大会
光る水しぶき足こぎボート
ぬるい風吹く陽炎の午後
川沿いの魔法堤防で笑う
橋を渡るまぶしい幻
僕は知ってる 確かに見えた
一瞬にちりばめられた夏
幾つ見つけようか

--追記--
この独り言は日記形式になっているけれど日付に関係なく書いている。
この「夏」というのも春の匂いに誘われて、二月の末くらいに書いたのに
今日アホみたいに雪が降って吹雪いた。
でもこれが最期のあがきだろう。さらば冬将軍、夏眠にお入りなさい。



2002/Mar/01 (fri)  

学校行事

中高生の頃、好きな行事はなんだった?
みんなと同じようにマラソン大会は嫌いだったけど、
学校祭も球技大会も遠足も嫌いじゃなかった。
でも一番好きなのは席替え。
慣れた環境に知らないことがたくさんあることを
気づかせてくれるから。
誰が隣でも場所がどこでも楽しかったな。