2002/April/30 (tue)    

月末

4月が終わる。
もう何十回も過ごした事のあるただの4月。
今日の月齢は17。
単なる365分の1。
僕は何かを無くし続け、探し続ける。
新品でもなく、馴染んだものでもない。
あの不思議な感触をもう一度。
2002/April/29 (mon)    

孤独

誰しも孤独を怖れるけど、本当に寂しいのは孤独そのものではなくて、
孤独に慣れてしまう事なんだよな。
確かに孤独でなければ感じられない事や、気が付かない事は多くあるし、
それらは人間として知るべき重要な事だとも思う。
それでも孤独に慣れてしまうことは悲しい事だよ。
2002/April/28 (sun)    

最後の夏

考えようによっちゃ、今年が最後の夏。
楽しければ楽しいほど、深い感傷に変わってしまうなら
楽しい事は少ない方が楽しいのかも知れない。
でもきっと最後の夏は最後の夏らしくなるだろう。
今年の夏の僕は去年とチョット違う夜の生き物だから。
2002/April/27 (sat)    

気まずい

それを言わせないために、言わせる隙を見せないように、
僕は喋り続けたり、無言の圧力をかける。
それで僕は気まずさから自分を救い出してる。
いちいち生まれてくるそいつと戦ってる。
誰かのためなんかじゃない。自分の為さ。
2002/April/26 (fri)    

うん。

ウン、悪くない。最悪は底をついたようだ。
いつひっくり返るかわからない不安定な場所で、
新しい感覚が僕に話しかける。
汚れをものともしない、時に鈍感とも言えるほどの強さを
僕は目の当たりにしている。
やはり人間は環境に適応する事に長けている生き物だ。
僕は最近独房から雑居房に移された感じがしている。
2002/April/24 (wed)    

決意

ついに決意した。俺は決意した。もうお別れだ。
もう我慢できない。今日決めるんだ。俺は自由になるんだ。
NTTの中継局がそんな近くにないから、爆裂な速度は期待できないけど、
ダイヤルアップよりは速いだろうし、
何より常時接続で定額なのが、安心としては決して高くない。

値段的にはヤフーBBがかなり安いから、来るまで待とうと思っていたけど
来る気配が全然しないので、しびれが切れた。
基地局からの距離とかもあって、リーチADSLを導入しているヤフーBBは
とても魅力的なのに、孫正義君のイジワル・・・

今日フライングぎみに、LANボードとケーブルを買って来た。

2002/April/23 (tue)    

現在

汚らわしい場所で輝く、純粋。
不自由の中にだけある、開放感。
俺は珍しく素早く気がついた。
2002/April/21 (sun)    

やっぱりガッツ!

好きだなぁガッツ。
以前にも書いたけど、今は亡きクイズダービーで一問目から、
篠沢教授に全部的なところが大好きなのさ。
騙されて、踊らされて選挙に出て、借金二億円だぜ。
二億って言ったら、普通のサラリーマンの生涯年収じゃなかったっけ?
最高じゃん。
2000年に解散した沖縄出身の人気女性グループといえば?
って言う質問にキラリ☆と「具志堅!」だぜ。まさに幻の左。
でもガッツは用心深い、周りの笑いを俊敏に察知し、言った。
「待てよ、平仲か?」さすが世界を取った絶妙のコンビネーション。
物事の真髄を目の当たりにしたら、人は言葉をなくすってこの時知ったね。
好きな食べ物は世界中の誰一人裏切らず、バナナ。
ポーズに人の名前が付いてるのなんて他にないぜ。
ガッツが死んだってガッツポーズは永遠に勝利のポーズなんだ。
いつまでも俺の腸をよじらせておくれ。
2002/April/20 (sat)    

ホームラン

ランナーも点差も関係ない。
声援も勝敗も関係ない。
個人的な欲望で、個人的な納得のホームラン
逆転満塁サヨナラなんて関係ない。
スイングもフォームも関係ない。
記録にも、誰の記憶にも残らないホームラン。

その時僕は何も聞こえない、その時僕は何も見ていない。
ただ幸せを感じながら、溶けていくような気持ちで
ゆっくりとベースを廻るんだ。ゆっくりゆっくりと。
誰にも手を振らないし、ガッツポーズもしない。
できればホームランボールよりずっと高く舞い上がって
球場を見下ろしたり、外野の芝生で寝転んだりしたいのさ。
点数が欲しければやり方はたくさんある。
でも違うんだ、僕はホームランが欲しいんだ。
点数で決まる勝敗や、比較で決まる優勝なんていらないよ。
どれだってホームランには全然かなわない。

ホームランは人で溢れかえるの球場を、一人の物にする。
ホームランは騒がしい球場を、静まり返らせる。
ホームランは冷め切った沈黙を、歓声に変える。
ホームランは奇跡を生み、劇的な幕切れを告げる。
ホームランは全ての力を持ってる。

誰もがそれを待ち望んでいる、本当は打った人だけのもの。
だけどそれはあまりに魅力的で、ホームランからこぼれた、
雰囲気や、余韻、匂いだけで、余りあるほど見る人の感情を揺らす。

ホームランとは自由の事さ。
2002/April/19 (fri)    

皿いっぱいの豆

皿いっぱいに豆が並んでる。
僕らは少しずつ学んで今では
どれが甘くて、どれが苦いか大体知っている。
甘い豆を食べちゃった人は苦い豆が残る。
苦い豆を食べた人は甘い豆が欲しいだろう。
でもさ、一皿全部食べなくちゃ次の皿は出てこないよ。
甘えてみても、意地張ってみても結局全部食べなくちゃ
次の皿は出てこないんだ。
すごく辛い豆やちょっと酸っぱい豆もある。
感覚を研ぎ澄ませば苦いだけじゃないさ。
それに心地よい苦味は甘さにも似てるんだ。
苦い豆を食う時は馬鹿笑いして、涙を枯らす。

誰だって甘い豆が好きさ。
2002/April/18 (thu)    

バスコーク

うちはユニットバスなんだけど継ぎ目を埋めているシール剤というか
コーキングしてある部分がここに来た時から
ところどころ黒くカビが侵食してたので、
風呂掃除のし甲斐がないし、すごく気になってた。
我慢の限界がきたので修復する事にした。
その一部始終を話そう。
以前住んでいた部屋が最高にボロくて
床と壁の間が数ミリあいていた。そこからワラジムシ!が入ってくるので
コーキングしたことがある。その時はデカイシール剤とコーキングガンという
プロが使うような道具を買ったが、今回はそんなにいらないので、
実は1番割高な1番小さいセットで充分だと思ったが、
でも途中で足りなくなったら困るので余裕を持って倍のを買った。
もちろん水廻り用の防水性の高いその名もバスコーク。
つまり風呂用のコーキングってそのままなネーミング。
セットにはシール剤とマスキングテープとヘラが入っている。
まず古いシール剤をカッターでえぐり取ってしまう。
このときできるだけきれいに取る。
残っている部分を割り箸とかでガシガシ擦るとボロボロ取れる。
全部取る事は不可能なので納得か妥協のできるところまでやる。
そのあとワイヤブラシか紙やすりで軽く足付けしとくといい。
下地処理剤も売っているけど今回はそこまではいらない。
コーキングする部分の上下(場合によっては左右)を付属のテープでマスキングする。
広からず狭からず絶妙に行う。できたら、いよいよコーキング。
コーキングガンがあると楽だけれど今回は小さいチューブ入りなので
例えあっても使えない。だが絞りやすいようにプラスチックの器具がついている。
それをまわすと出てくる仕組み。
それをうまく使い空気が入らないように注意しながら
継ぎ目をシール剤で埋めていく、はみ出しても構わない。そのためのマスキング。
充填し終わったら、次にヘラで表面をキレイにならす。
ヘラはスプーン状になっているのでその背の部分でシール剤を
継ぎ目に押し込む感覚で滑らせていく、
全体をキレイにならし終わったら、マスキングテープをゆっくりはがしていく、
マスキングテープにはみ出したシール剤がついているので
周りや手を汚さないように注意する。
自分は利き手ではないほうにビニール袋をかぶせて
そこにはがしたマスキングテープをくっつけていった。
そうすれば最後はビニールを裏返せばそのまま捨てられる。
あとは丸一日で乾燥する。でも基本的に防水なので触らなければ大丈夫。
自分も当日風呂に入ったので証明済み。
いやーやっぱり気になってた部分がきれいになってるとうれしいねぇ。
今回は珍しくアホなミスもなく完璧なプロの仕上がりだ。
強いて言えば小心者ゆえシール剤に余裕を持たせたけど
実は1番小さいので充分間に合ってたことくらいかな。
今思い出したけれど、昔乗ってたボロMR2のフロントガラスから雨漏りして
コーキングしたことがある。
ドアがへこんだ時も自分で板金パテ埋め塗装したし、
オイル交換も自分でやった事がある。
タイヤ交換もスタンドに任せたことはない。
カーステレオも自分でつけたし、フォグランプも自分でつけた。
もちろんぶっ壊れるまで乗った。
何のことはない貧乏人だからなんだけど(笑)DIY万歳。
2002/April/17 (wed)    

ウイルスメール

すごく巧妙化してるなぁ。でもこのイタチゴッコが無いと
アンチウイルスソフトの会社はやっていけないんだけど(笑)
2002/April/16 (tue)    

免許更新

日曜日に免許の更新に行ってやろうと意気込んだはいいが、
底辺で這いつくばって生きている最下層の人種は
日曜日が休日だとは限らないのであった。ということで今日行ってきたぜ。
1番早い時間の講習を受けてやろうと思い、昨夜目覚ましをセットしたが
睡眠摂取という名の耐えがたい欲望の前に
まるでそうめんを折るかのようにあっけなく大志は崩れた。
しかしそれは想像の域を脱してはいない。ある意味予定通りさ。
納得の睡眠をたっぷりといただいたあと、身支度を整え満を持して運転免許試験場へ
さあ手続き開始だ。たがそこで速攻俺は決めた、到着と同時に決めたんだ。
バッチリと決めたのさ。何を決めたかって?何だと思う?
これを決められるヤツはそういないぜ。
何しろ運転免許の更新だけのために来た場所へ
運転免許を持たずに来たんだからな。
どうだい、君の貧弱な想像をはるかに超えて宇宙まで飛んでっちまってるだろ。
そうさ俺は想像を絶するブッ飛んだ男なのさ。OH!ミシシッピー!
そこで俺は泣きながら家へと向かった。おっと、これは嬉し涙だぜ。
何しろこれによってあることが証明されたんだからな。
それは俺が神の子であるということだ。
俺の家は運転免許試験場のお膝元、車で五分もかからない場所。
免許の更新においては、間抜け面した他の奴等よりはるかに地理的に有利なんだ。
もうわかっただろうがこの瞬間の為に神はこの俺を
あの場所に住むように導かれたのだ。
免許を忘れなければこのありがたさを普通に見過ごすところだった。
危ない危ない。そうこういってるうちに俺はもう運転免許試験場に戻っていた。
まさに神業。
そして電光石火で用紙に記入して、そよ風のごとく身を翻し、目の検査を終えた。
検査官はかすかに手と声を震わせていた。
それは俺が検査官が指示すると同時に答えていたからだ。
正確には指示の0.28秒前に俺は答えていたのだ。怖くなるのも無理はない。
しかも覗き穴の転がるCを見ていたんじゃない、目はつぶっていた。
俺は心の目で検査官の心を見透かしてていたのだ。
そのうえ神の子が放つオーラは検査官に罪深い自分を意識させてしまった。
心配はいらない。神は全て許してくださる。
怯えた小動物のようにこちらを見る検査官に俺はやさしく頷くと
検査官の青白い顔にはみるみるうちに赤みが差し、
よどんだ目はまるで金貨のように輝きだした。
次に窓口へ用紙を提出するとせせらぎを連想させるような
軽やかで自由な俺の文字に受付の女の子は涙を滲ませていた。
その娘のわずかに残っていた心の清らかな部分が今、目にしている人間が
神の子であるということを無意識のうちに感じ取ったのであろう。
その涙は頬へ流れ落ちる事はなかったが内面へあふれ、
不意に湧き出した清らかな泉のように彼女自身の心を洗ったことは言うまでもない。
チェックされた用紙を持ち写真撮影に向かう途中
窓口を振り返るとルーティーンワークに疲れていたはずの彼女は
すでに何倍も美しく輝いていた。
ああ神よ僕はまた一人美しくしてしまった。
これがこの薄汚れた世界へ僕が生れ落ちた使命なのですね。
写真撮影の時は黄金に輝くまばゆいオーラが映り込んでしまわないように
気をつけるのが大変だ。これは神の子であるが故の悩みの1つだ。
30分の講習を受ける為に階段を登った、
振り返ると通った道はまるで真珠のように輝いていた。

北海道は呪われた土地である事がここで数字によって明らかにされた。
北海道は人身事故の発生件数は全国で10番目なのだが、
死亡者数はブッちぎりの10年連続1位なのだ。
自動車の平均時速は40K、東京などの都市圏に比べ倍の速度である。
衝撃は速度の2乗なので致死率が高い。
北海道をナメていると死ぬべさ。

講習が終わり免許が交付になった、写真を見て気が付いた、
俺は神の子ではなく、呪われた土地に生まれた悪魔の申し子だった。
さっきまでの人々が輝いたのは俺の姿を見て死を覚悟したが
何もしないので救われた気持ちになり、
より生を強く意識できるようになったからだろう。

自分が悪魔の申し子であるという事を写真によって否応無く気づかされた俺が
階段を下りていくと通るそばから階段や壁は腐り落ちていった。
すれ違う人たちは俺を蔑み、目をそむけ、ツバをはきかけ、卵を投げつけた。
誰かが向けた十字架に目をやると目は焼けてしまった。
命からがら車に乗り込むとコウモリがたくさんいたが不思議と落ち着いた。
僕は闇に向けて車を走らせた。

次の免許の更新は5年後、次のワールドカップすら終わってる。
五年後講習を受けながら今日のことを思い出すだろうか、
いいや、思い出さない。
いい時に、悪い時の事を思い出したりはしない。
2002/April/15 (mon)    



桜は持続を放棄する事と引き換えに一瞬の美しさを手に入れたんだろう。
そして僕ら日本人はその明日なき輝きをワビサビとして感じ取る事ができる。
一斉に咲き誇る様は生を、散り行く運命は死を。
桜はそれらを同時に心で感じる香りとして漂わせる。
一瞬に凝縮された永遠をちらつかせながら、
もう少しで僕の年齢1つと引き換えにそろそろ桜が咲く。
2002/April/14 (sun)    

生が最高。

ゲンキかい。僕は今日も生殺し。
そう、いつだって生殺しなんだ。
虫の息なんだけど、死なない。どうしてだと思う?
多分なんか意味があるんじゃないかって思うんだけど。

最近アディダスのCMでストラングラーズのPEACHESが流れてた。
かなり渋いぜ。
2002/April/12 (fri)    

ゴールド!?

ゴールド待遇でお待ちしておりますと
公安から春の便りが届いていたのを思い出した。
日曜日に免許の更新にでも行ってやろう。
ナニナニ、日曜の午前中は大変混み合う?官憲の諸君はいつもそう言うが、
それは本当の事なのか身をもって確かめてみようじゃないか。
いつもは奥の個室にて厳かに行われる更新の儀だが、
今回は栄えある金免許の贈呈式となる。
町では我の受勲を町をあげて祝うに違いない。
ならば多くの市民たちの集うであろうその時間帯にあえて行き
盛大な式とするのも悪くは無い考えだ。

ふといつも財布に入れっぱなしの免許を取り出してみる。
三年も経っているとは思えないくらい新品だ。
前回更新して、取り出したのは片手に余るくらいだから当然か。
ゴールド。五年有効はデカイぜ。講習も短いし。
罰金は払いたくないからパンダカーに注意を払うのさ。
俺は捕まらないぜ。その点においては俺にプラチナ免許を交付するべきだな。
前回はシートベルトで捕まった時に点数だけだからって余裕こいてたら、
更新時講習が一般講習で優良講習より手数料高くて、時間が4倍!だった。
しかしゴールドってセンスないな。でもシルバー免許じゃ年寄りっぽいし、
ダイヤモンド免許だったらレッドウォーリアーズみたいだし、
レインボー免許じゃ生協の会員ぽいし、スケルトン免許は無くしそうだしなぁ、
免許取立てはグリーンらしいけどアメリカ永住権は付いてこないのか?。
大体色分けしようなんて誰が考えたんだ。
考えるやつがアホなら喜んでるやつもアホだな。
最後にこれだけは言っておく、「ヤッホーィ!俺ゴールド免許なんだぜ!」
2002/April/11 (thu)    

答えなんか無し。

変わろうとすれば変わるための代償はつき物だ。
変わらないでいるにはそれなりの犠牲を払わされる。
変わらないために変えなければならない部分があって
変わらない部分が無ければ変化を感じられない。
結局は変わり続ける事も変わらないでいる事もできないで
慌ただしいような平坦なような日々を送る。
でもそれは悲しい事なんかじゃない。
犠牲を払いながら守り続ける事がある。
痛みを感じながら変えていく事がある。
切り刻んでも見えなかったものは
本当は切り刻まなくても見えるものだったのさ。
でも心配しなくてもいい
本当に粉々に切り刻むことなんてできやしないんだから。
今見えないものは場所や時間の問題じゃない。
人間には死角が多いけど見方は誰も教えてくれない。
泣きながらでも自分で探すしかないんだ。

2002/April/09 (tue)    

スリー・アミーゴス

他人は"ためを思って"なんて万能ナイフみたいな言葉を忍ばせながら
異常だとか間違いだとかいう批判や指摘をやわらかく渡してくるけど
責任を自ら負える限り、決めた通りに押し通すのは当然の権利だし、
ていのいい心配ややさしさの格好をした興味本位の干渉は決断や実行の敵。
望み通りに実現するかどうかは確率の差こそあれ
結局のところ誰にとってもギャンブルみたいなものだから、
思うだけで、言葉だけはタダみたいな無責任な忠告ぶった雑音は無視して構わない。
占い師に選択を預けて成功したってその幸せを占い師に分けることは無いくせに
失敗を占い師のせいにするなよ。
基点は占い師に預けるか預けないか、信じるか信じないかの自分自身の選択に
有るんだからさ。
臆病になるなよ、悔やむ過去の分だけ未来に可能性がある。
それを信じることができれば最悪でもチャラになる。
過去は過ぎた今日で未来はまだ見ぬ今日。今日以外に始められないし、終われない。
あとはどの今日を選ぶかだけなんだ。自分のタイミングが一番いいとき。
全ての選択の自由は自分が全責任を負う代わりにのみ与えられている。

気づくべきなんだ、選ばないのが一番キツイ事だってさ。
選択の苦悩なんて本当はある種の贅沢なんだぜ。
それと誰かが言ってたよ、命は大切に使えば一生持つってさ。
2002/April/08 (mon)    

だから言ってるだろ

楽しい日もなけりゃ悪い日もない
ただ漠然と日々は過ぎていくだけなんだ。
悪く感じるかよく感じるかは自分の受け取り方次第だからさ。
つまりはいい感じの自分か悪い感じの自分かなのさ。
それはどんな不可抗力な事柄が起きたとしても
いつだって自分のコントロールの範疇にあるものなんだよ。
泣きたくない時に泣かされるのはゴメンだ。

将来なんて言葉は希望のために使うもので
不安にさせる道具じゃない。
未来なんて訪れない、ただ今日が続くだけなんだ。
死んだってこの肉体以外何も終わりにできないんだぜ。
この世にないものはあの世にだって無い。
全て人間が望めるものはこの世界に用意されてる。
楽しいじゃないか、楽しめるじゃないか。
2002/April/07 (sun)    

日本代表予想

サッカーの日本代表は中盤、特に左サイドの人選に話題が集まっているけれど個人的にはFWの方が気になる。俺の予想ではツートップはマチャアキと井上順だと思う。
2002/April/06 (sat)    

休日の遅い目覚め

まぶた越しのやわらかい光で目覚め、深呼吸をする。僕はまだ目を閉じている。窓があいているのだろう空気の質がいつもと違う。ベッドに沈むでもなく浮かぶでもない心地よい気分。両手を横に伸ばしてみるけど端には届かない。ゆっくりと目をあける。天井は幾何学模様でもなく花柄でもない。念のために言っておくけど時代遅れのペイズリー柄なんかじゃない。僕はあのペイズリーってやつが大嫌いなんだ。顕微鏡でみた微生物みたいなあの模様は決まって悪趣味な色使いをしてるからさ。この不思議な模様は言い表せないな。強いて言えば・・・見た事はないのに新しい感じはしないまるで目覚めや寝入りのために作られたような壁紙。まさにそんな夢のような模様なのさ。肌触りのいいベッドから滑るように抜け出して毛足の長いやわらかいカーペットの上を裸足のまま白いシルクのカーテンが揺れるベランダへ。ベージュのタイル張りの床が太陽を反射してこの季節のこの時間は部屋をやわらかく照らす。僕は転がっているホーローのバケツをまたいで乾いたベンチに腰かける。午前中最後の心地よい風が吹いている。決めた。ブランチを食べおえたら、街へ出て洋服を買おう。そうだなシンプルなやつがいい。そして昼下がり頃海へ向かおう。ただ海岸線を行ったことのない方向へ。知らない田舎町で散歩もいい。。つもる話や、くだらない話、カーラジオやあの曲。しなきゃならない事なんてなにもないし、退屈する訳もない。クラシックなオープンカーで行くんだ。サングラスかけてバローギャング気取りでコーラでも飲みながらさ。古い8oカメラでとったような記憶を作ろう。カラーと白黒の間の淡い色合いのやつさ。明日も続けばいいなじゃなく、時間よ止まれじゃなく、今全て終わってもいいって感じ。幸せだなって感じた瞬間から先は全部儲けものなんだ。無理に引き伸ばすのも、枯れていくのもどっちみち悲しい事なんだからさ。海についたら蜃気楼が見える気がする。いや絶対に見えるよ。科学で説明のつくヤツじゃなくて、死に絶えたような街とか幽霊船とかそんな時代遅れな景色が見えると思う。でも怖がる事は無いよ、ただの幻なんだから。現実は延々と続くけれど幻は消えちゃうんだからさ。
2002/April/05 (fri)    

ゲノム

塩基配列とか遺伝子とか難しい事はよくわからないけれど
人間の遺伝子の数が約三万個といわれている。
先日イネのゲノム解析が終了して、遺伝子数が約五万個らしい。
人間の遺伝子の方が一個につき複雑な働きをするというけど、
イネより遺伝子少ないんだぜ俺たち。カッコ悪いなぁ。
もういいや。炊いてくれ、俺をホッカホッカに炊いてくれよ。

2002/April/04 (thu)    

新聞

朝時間のある時はコーヒーを飲みながら新聞に目を通す。
この間読んだ記事が印象深かったのでかいつまんで書こう。
これはたしか60代後半の女の人の投書だったと思う。
その人は大病から旦那さんの献身的な介護で回復して、
同年代の人が集まるサークルのようなものに参加しだした。
別に何か決まったことをみんなでやる訳じゃなく多種多様な趣味のような事を
やっている集まりでその中にモールス信号をやっている男の人がいた。
その人が旅先から絵葉書を送ってくれて、そこには点と線からなるモールス記号が書いてあった、以前に貰った解読表で四苦八苦して解読したら、
「すてきなあなたへ」って書いてあった。という話し。
それだけでもええ話しやナイカイって思ったんだけど、オチがあってさ。
それを貰ってから初めてのその集まりに鼻歌交じりに向かおうと家を出る時
旦那さんに笑顔で
「いってらっしゃい、"すてきなあなた"」って言われて、
その時旦那さんが戦争中海軍の士官だった事を思い出したって。
モールス信号は海軍ではよく使われていた通信手段だから、
昔とった杵柄ってやつでお手の物だろうからさ。
こういう話しってすごく好き。
若かったら、嫉妬だの葉書を勝手に見ただの汚い部分が
美しい部分を塗りつぶしてしまう。
もちろん旦那さんも皮肉というか嫌味的なテイストももちろん含めていた
だろうけどそれはとても穏やかでやさしいもの。
一緒に歳を重ねてつくりあげてきた信頼とかそういうものがあるから
きっと自信とか安心をもって笑顔で送り出せるんだよなぁ。
いいね。
でも自分はまだ若い。
嫉妬しあって、束縛しあって、泣きわめきあうのさ。
その上に生まれるであろう無敵の感情を手に入れるために。
2002/April/03 (wed)    

REBORN

財布を買うために全財産を使う。
それはアホのする事なのか。
空っぽの馬鹿でかい袋を引きずっているが
何を入れたいのかすら忘れてしまっている。
でも困ってはいない。空っぽにした理由は解っている。


2002/April/01 (mon)    

バカ4月

狼少年な僕は毎日途切れることなくウソばっかりついているから
今日はウソをつかない日。
俺を殺すなら今日しかないぜ。

今日雅子妃が出産後初めての会見をしていた。
生まれた子のことを話している最中に泣きそうになっていた。
幸せや愛おしさが心からあふれ、感情を揺らした瞬間だった。