2002/May/17 (fri)    

列車

変化が起きて、鉄橋を渡る音を意識していた時間に
高架を通る音を聞くようになった。
多分同じ時間に発車する列車だと思う。
一キロ弱離れた所から響く鉄橋の音が
すぐそばで揺れる高架下の音に変わった。
3階の東の窓からは手が届きそうな距離に列車が通る。
2階の西の窓からはいい夜空が見える。
少し離れた繁華街の光や、そこへ向かうテールランプ達を見送る。
まるで陳腐な現代小説の退屈な主人公のようだ。
まあちょうど世の中ではそんな所に僕はいるんだろう。
人生の一コマとしては悪くない。
2002/May/16 (thu)    

OR

善か悪かと言われれば悪だろう。
表か裏かと言われれば裏だろう。
黒か白かと言われれば黒だろう。

でもどっちでもないよりはマシさ。
何にもないよりはマシさ。


2002/May/15 (wed)    

優柔不断

これは俺のトレードーマークさ。譲れないぜ。
決められないのは決めたが最後、変えられないからさ。
永遠は一瞬の中に存在するが、瞬間では手に入れられないのさ。
ということで再び逆転サヨナラADSL導入決定。
だってさ、遅い速度で電話料金気にしながらやるんなら
常時接続でブロードバンドで定額にしたほうが精神衛生上いい。
でもなぁ、なんだかんだで月々4000円ちかくかかるんだよな。
ダイアルアップでもそんなに使ってないんだけど・・・。
ノートも繋ぎたいからブロードバンドルーターもいるし・・・。
ヤフーBBだったら3000円以下で収まるのに・・・。ブツブツ・・・。
まあとりあえずフレッツ申し込んだ。


2002/May/14 (tue)    

懐古趣味

眠りについた街並みを横切るコンクリートの高架橋
今日が死に明日が生まれるその頃貨物列車が通る。
僕はウンザリするこの場所からコンテナに乗り移りたいよ
確かこの列車でいいはずさ、いいやどの列車でもいいんだ。
この気持ちがあればいいんだ。
あの街のあの場所にはもう何もないけどさ。

君が南へ行く列車に乗ったから、僕は北へ向かう列車に乗った。
置いていったものを全部背負う為に、持っていったものを全部なくした。
ただそれだけ。全世界的にはよくある話だけど僕には唯一の話さ。

2002/May/13 (mon)    

進化発展

人間が生み出す全ては何かしらヒントや下敷きがある。
そういうやり方でサルからここまでやってきたんだ。
数限りない組み合わせやアレンジがある。
人のやり方や考えを笑う時間は自分を見る時間に振り替える。
人のあざけりすら吸い込んで栄養とする。
信じたくないことにブチのめされる事があっても、
信じたいことしか信じないでいい。
そうして僕はいつのまにか歳をとらなくなった。
廃れ行くのは肉体だけで僕は歳をとれなくなった。
2002/May/12 (sun)    

カレーうどん

二十年ぶり!に食べた。
強力美味かった。

2002/May/10 (fri)    

ほら

お前の好きな不幸が山ほど溢れてるぜ。
好きな分だけつかみ取りだ。
どこにだって沸いて出てる。
今日の分は足りなくなる事はないし
明日の分はゲップが出るほど用意されてる。
でも幸せだって同じ事さ。
誰のおかげじゃない、誰のせいじゃない。

2002/May/09 (thu)    

真夜中

パトロールカーが息を潜めて路地に止まっている。
じっと獲物を狙っている。
回転灯を闇に隠し、交差点でとぼけたフリしてる。
夜勤警官の眠たさの腹いせに今日は誰が犠牲になるんだろう。
昼の生き物たちは夜に繰り出すとはしゃぎ過ぎて
少しの経済的損失と、後悔にサインさせられる。
帰り支度の窓からはブレーキランプしか見えない。
僕は真夜中の一方通行を月を背にして一人
寂れ切って枯れ行くだけの高架下の商店街を抜け
眠らない繁華街を横目にカーラジオもつけないでアクセルを踏む。
ネオンや音楽や酔っ払いやそれ以外の人々の景色。
その視覚が心のあの部分に触れてしまうのが嫌だから
ただ青味がかったヘッドライトの先に映る信号や横断歩道だけをみてる。
欲求不満のオートバイが爆音とともに街道沿いにストレスを配り歩く。
人々から少しずつ安眠をかすめとる事で発散できる季節はあまりにも短いが
刈り取られる運命の、枯れるサダメの雑草でもその季節には
青々と幸せそうに目いっぱいに伸びて風に揺れる。
どんなに見張ったってダメさ。
2002/May/08 (wed)    

なにか

寝る前に頭の中に浮かんだここに書くべき、
素晴らしいはずの言葉たちが目覚めとともに失われていた。
僕は楽しい夢を見て寂しくなった。

2002/May/07 (tue)    

ADSL

職場の接続環境が3Mのケーブルになりそうなので
自宅はダイヤルアップでいいや。
こうして決意は簡単に翻されるのであった。

2002/May/06 (mon)    

そういうことさ。

何かを想って嬉しくなったりするように
何かを想って寂しくなったり、悲しくなるのも
実は幸せの一部なんだ。
それだけ何かを想えることは間違いなく幸せなことさ。

2002/May/05 (sun)    

GW

何がゴールデンじゃ。
俺はホールデンの方が百倍好きだね。
俺には休みなんてない。
土日祝日関係無しの労働だ。
でも苦しくなんてない、つらくなんてない。
スッカスカの人生には埋めるものが必要で
間引きはいらんのじゃ。俺はこの日々に感謝してる。
休みなんて寂しくなるだけだからさ。
寝て食ってリラックスできる時間があれば
あとは必要ないんだ。いらないヤイ!グスッ(泣)
2002/May/04 (sat)    

向こう側

話したいなら話しなよ。
僕は思ったよりやさしいはずさ。
話したくないなら、そのままがいい。
僕は思ったより冷たい奴さ。
つまりは想像以上でも以下でもないってこと。
ましてや、想像通りなんて訳がない。
救い出さないかわりに、突き落とさない。
期待はずれのかわりに、裏切らない。
ついた嘘の分だけ真実をあげる。
多くの犠牲と引き換えの二束三文の美しさだ。
わかってもらえないかもしれないけど
僕はこの美しさが好きなんだ。


2002/May/03 (fri)    

I FOUGHT THE LAW (& THE LAW WON)

売春婦、密売人。法律を犯す事が悪い事なら、
責めるべきは君らだけではない。
真っ当なやり方で正直に稼いだ金で
罪や毒を買う奴らは被害者面をするが、
本来の判断は奴らがするべきものだ。
売る奴が悪いのか、買う奴が悪いのかなんて
くだらない話をしたいんじゃない。
人生を狂わせるものなら他にだって溢れてる。
ダーティなやり方でダーティに生きている人々は
ある意味正直者だ。
ラインを踏み越している事を知っている。

デモクラシー。でも暮らしいい?
デモクラシー。でも暗し。




2002/May/02 (thu)    

郷愁

美しいものを美しいままで置いておきたいなら、
美しい場所において置くしかないんだ。
現実なんて所に引きずり出したら
どうなるかなんて言わなくても判るだろ。

永遠なんて夢見るもので、
約束なんて出来るわけがないよ。
それぞれがそれぞれの形で守るしかないのさ。
2002/May/01 (wed)    

REBEL

寝なければならない時には、目が冴える。
眠ってはいけない時には、睡魔が襲ってくる。
確実にアホだ。
俺は俺の反逆分子だ。
イスラエルでパレスチナのアメリカでタリバンだ。
左翼で右翼のブルジョアでプロレタリアだ。
結局内向的フーリガンって事さ。